アップル「ホームポッド」 発売を2018年に延期

米アップルのスピーカー「ホームポッド」。米カリフォルニア州サンノゼの世界開発者会議で(2017年6月5日撮影)。(c)AFP/Josh Edelson 〔AFPBB News

 米ストラテジー・アナリティクスがこのほどまとめたリポートによると、米アマゾン・ドットコムの「Echo」に代表されるスマートスピーカーの今年(2018年)1~3月期における世界出荷台数は、920万台だった。

スマートスピーカー、1年前の4倍に

 この台数は、1年前に比べて278%増と、ほぼ4倍。この市場はまだ誕生したばかりだが、それゆえに成長が著しく速い。これに伴って市場競争が激化しているという。

 1~3月期の出荷台数をメーカー別にみると、首位のアマゾンは400万台。これに米グーグルの240万台が次ぎ、そのあと、中国アリババ・グループ(阿里巴巴集団)の70万台、米アップルの60万台、中国シャオミ(小米科技)の20万台と続いた。

アマゾン vs. グーグル

 アマゾンの400万台という台数は、1~3月期としては目覚ましいものだ。同社の出荷台数は、1年前の2倍に増えている。だが、1年前に81.8%あったシェアは43.6%へと、半分近くまで低下した。

 これに対し、グーグルの出荷台数は1年前から709%増と、8倍超になり、シェアは2倍超の26.5%へと拡大した。

2強 vs. 3位以降

 1年前のこの市場は、アマゾンとグーグルの2社によって支配されていた。両社を合わせたシェアは実に9割を超えていた。しかし、その様相はここに来て変化してきた。今年1~3月における2社の合計シェアは、7割に低下している。

 これは、アリババ、アップル、シャオミが市場参入し、2強のシェアを奪っているからだ。