米上下両院、22日までのつなぎ予算可決 政府閉鎖ひとまず回避

米連邦議会議事堂。首都ワシントンで(2017年4月28日撮影、資料写真)。(c)AFP/SAUL LOEB〔AFPBB News

 トランプ政権がアジア外交政策の最高責任者にスーザン・ソーントン氏を任命した。

 ソーントン氏は米国の歴代政権にキャリア外交官として長年加わってきた。トランプ政権の外交部門の高官任命では初めての現職女性官僚である。

 米国でこの人事は、同政権の外交が大きく変質しようとしていることの兆しだとして注目されている。また、トランプ大統領との不和を噂されるレックス・ティラーソン国務長官の影響力が健在であることが示されたという指摘もある。

かつて外交官として中国に駐在

スーザン・ソーントン氏(米国務省HPより)

 トランプ政権は昨年(2017年)12月中旬、国務省のキャリア外交官、スーザン・ソーントン氏を東アジア太平洋担当の次官補に任命した。ソーントン氏は議会の上院での審議、承認を経て正式に次官補に就任する。

 東アジア太平洋担当の国務次官補は日本、中国、朝鮮半島などを管轄し、政権の対アジア政策を担当する最も重要な実務ポストとされる。日米関係に関しては米国務省の実務面における最高責任者となる。