営業戦略は機能しているだろうか?
どの企業でも売上増大に向けて営業戦略を策定し、販売活動に取り組んでいると思うが、その効果は上がっているだろうか?
営業戦略には販売を担当する営業部門に加えて、営業企画、営業推進、そして、より上流のマーケティング、商品企画、事業企画などが関わる。これら営業関連部門が連携して売上増大を目指すわけだが、各部門の役割分担は適切だろうか? そして営業戦略は機能しているだろうか?
これら営業関連部門の立場から、改めて「製品・サービスの提供価値は何か? どこの誰のためになるのか?」、ということをもっと深めていくと新たなアプローチができるのではないか?
事業のビジネスモデルに立ち返る
通常、事業の企画・設計段階でターゲット市場(潜在顧客)はある程度決められており、その情報は営業部門に引き継がれる。
営業部門ではその大枠のターゲッティングに基づいて、自社の商品・サービスの機能面(の理解)とアプローチ方法に労力を注ぐ。そして、以降の実行段階では当初設定した市場以外への視野は狭くなる。