(文=大西 晃)
グーグルはAdWords広告を従来のCPMからViewabilityが保証されたvCPM(視聴可能なインプレッション)へと移行させました。
Viewabilityとは端的に言うと「その広告が実際に見られた回数または割合」のことを指します。つまり、広告主にとっては、「自社の広告が実際に見られた時」にのみ課金が行われるスキームへと変化が生じました。
このことが、ネット広告にもたらす影響について考えてみたいと思います。
見られている広告に対価が支払われる
数年前から広告業界の抱える課題として議論が続けられてきたViewabilityという考え方について、グーグルは積極的な取り組みを行ってきました。
2014年12月には、ディスプレイ広告のViewabilityに関する調査結果を発表。実に56.1%のディスプレイ広告が見られていない(Viewableではない)と報告されています。
拡大画像表示