ソチ冬季パラリンピックが閉幕

ソチ冬季パラリンピック閉会式で上がる花火(2014年3月16日撮影)〔AFPBB News

 「日々、ワクワクして過ごしていますか?」

 この質問に対してあなたは何と答えるだろうか。「何を青臭いことを言ってるんだ」と答える人。「そう言えばワクワクなんて感覚、すっかり忘れていたなぁ」と思い出すように答える人。

 もちろんと言わんばかりに、迷うことなくイエスと答える人。このほかにも様々な答えがあるだろう。

 「ワクワク」という言葉は子供っぽい言葉のように見えるが、この感覚はリーダーシップを考えるうえで重要な要素となる。

未来に影響を受ける人間の心理

 人間の心理状態は未来に大きく影響を受ける。明日、楽しいことが待っていれば、今日も楽しくなる。明日、辛いことが待っていれば、今日も辛くなる。

 ワクワクした状態とは、未来において楽しみを見出し、その実現を期待する心理状態である。そのため、仕事やプライベートの中にこのワクワクという感覚が存在しているかどうかで、その人の心理状態は大きく変わる。

 子育てに関する心理の知識は企業における上司・部下の心理にも通ずるものが数多くある。

 子供は親から愛情を受けても、親が自らの人生において幸せを感じていなければ、安心して成長することができず、子供も幸せを感じることは難しくなると言われている。

 そのため、子育てをするにあたっては、親は子供にしっかりと愛情を注ぐとともに、自らの人生においても幸せを感じることが重要になる。

 つまり、親が自らの人生を幸せに生きることは、子供のためにもなると言える。これは上司と部下の関係にもあてはまる。