米財務省は9月16日、7月の国際資本統計(対米証券投資)を発表した。

 中長期証券取引を通じた米国への7月のネット資金流入額は+612.1億ドルで、前月の+443.5億ドルから増加した(プラスの符号は米国への資金流入額が米国からの資金流出額を上回ったことを示す)。米国市場へのネット資金流入は、これで14カ月連続となる。

 7月の米国市場を振り返ると、米10年債利回りは3%前後で概ね安定。ニューヨークダウ工業株30種平均は上旬に9700ドル割れとなったが、下旬を中心に切り返した。これと連動してリスクテイク意欲が強まったため、ユーロ/ドル相場はユーロ高ドル安方向に動いた。

 海外投資家による米国の中長期証券投資の内訳について、商品別に、最近の推移を見ておきたい。