中国軍、兵士のスマートウオッチ使用に「機密保持違反」警告

中国・深センの工場で米アップルの「アップルウオッチ」を模して製造された腕時計型端末(2015年4月22日)〔AFPBB News

 モバイル通信事業者の国際業界団体GSMAによると、中国の今年第1四半期(1~3月)におけるスマートフォン利用の比率(接続数ベース)は62%に達し、欧州の平均水準である55%を上回ったという。この比率は年内にも7割弱にまで高まるとGSMAは予測している。

第1四半期のスマホ接続数は8億件

 これは同団体の調査部門、GSMAインテリジェンスがこのほどまとめたもの。そのリポートによると、今年第1四半期における中国の携帯電話サービス加入者数(ユニークモバイル加入者数)は、同国人口の48%に当たる6億7200万人だった。

 またこの期間にあったモバイル接続数は13億件に上り、そのうちスマートフォンが8億500万件(62%)を占めた。GSMAはこの数が年内には9億1300万件となり、全モバイル接続数の68%を占めると予測している。

 GSMAによると、中国の都市部ではスマートフォンが急速に普及しているが、それは米アップルの「iPhone」をはじめとする国際ブランドメーカーの端末と、中国シャオミ(小米科技)などの国内メーカーの端末に対する人気がともに高まっているからだという。

4Gへの移行急速に進む

 また4G対応の端末がスマートフォンの販売を促進しており、これに伴い同国のモバイル通信インフラは3Gネットワークから4Gネットワークへの移行が急速に進んでいるという。

 例えば、昨年末の同国における4G接続の数は1億件だったが、これが2020年には10億件に達する見通し。全モバイル接続数に占めるその比率は昨年末の8%から2020年には約3分の2にまで拡大するとGSMAは見ている。