英国の市場調査会社、カンター・ワールドパネルがこのほど公表した最新のリポートによると、米アップルの「iPhone」の中国都市部におけるシェアは25.4%となり、これまでの最高を更新した。
中国でシャオミとの差を縮める
これは今年1月末までの3カ月間のスマートフォン販売台数を調査したもの。これによると、中国の都市部では、春節(旧正月)を前に「iPhone 6」と「同6 Plus」が勢いを増し、iPhoneシリーズ全体の販売を押し上げた。
この期間に同国で最も売れたスマートフォンの機種は「iPhone 6」で、そのシェアは9.5%。これに中国シャオミ(小米科技)の「紅米(Redmi)Note」が8.9%のシェアで次いだ。
シャオミは同国のメーカー別販売台数シェアで首位を維持している。だが、ここ最近はアップルがシェアを伸ばしており、この3カ月間で両社の差はわずか2.2ポイントに縮まった。
同国の昨年11月~今年1月におけるOS別スマートフォン販売台数を見ると、米グーグルの「Android」のシェアが72.8%で最も多く、アップルの「iOS」が25.4%でこれに次いだ。