・・・メスのジャコウアゲハは様々な
草にとまり、2本の前肢で葉を激しく叩く
<ドラミング>を繰り返す。手先の味覚細胞が
ウマノスズクサの成分を感じると、刺激を
受けて彼女は卵を産み付ける・・・
突然何の話か?と思われたかもしれません。
ジャコウアゲハという蝶は、その名が示すようにオスの成虫がお腹からジャコウのような匂いを出すことで知られます。甘い香りの正体はフェニルアセトアルデヒドという物質で、これを使って蝶たちはコミュニケーションを取っている。
そんな生命の不思議な働きを見つめながら、この30年ほど私は芸術音楽の作曲と演奏を続けてきました。
およそポップではない、マスメディアなどにも載せない、こうした取り組みについて今年から「哲楽遊戯」という公開トークコンサートのシリーズを始めることになりました。詳しくはリンクをご覧ください。
東京大学の本郷キャンパスには適切に使用できるまともなグランドピアノが1台もないため、搬入など実費がかかるものは有料で開催しますが、そうでないものはできるだけ無料に近い形で進める見通しです。