本記事はLongine(ロンジン)発行の2014年12月22日付企業IRレポートを転載したものです。
本資料のご利用については、必ず記事末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。当該情報に基づく損害について株式会社日本ビジネスプレスは一切の責任を負いません。

 パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(証券コード 4283。以下、パナソニックIS)の大西元 取締役に当社のソリューションビジネス事業の戦略や今後の業界動向についてお話をお伺いしました。

Longine IRから投資家に伝えたい3つのポイント

●パナソニックISのシステム・サービスが関わる集客施設の延べ来場者数は東京ディズニーランド及びシーと同水準の年間3,000万人。
●パナソニックISによる提案の最大の強みは、顧客がレベニューシェア型費用請求方式を選べること。
●フェイスブックやツイッターなどのSNSで発信されている情報を分析し、集客施設のリピート客を生むための「創客」をいかに実現できるかに取組み中。

一般市場向けサービスの伸長はパナソニックグループのバロメーター

Longine IR:パナソニックISが今後成長していくためには、現在売上高の大半を占めるパナソニックグループへの取り組みに加え、それ以外の顧客にあたる一般市場向けサービスでの成長が重要だと考えています。一般市場向けサービスが拡大することはパナソニックISのサービスがグループ以外にどのように評価されているかの判断材料になるだけではありません。パナソニックグループが現在取り組んでいるハードウエアと周辺サービスを含めて継続的に収益を計上することができる事業のロールモデルになると考えているからです。はじめに、一般市場向けサービスの事業規模について教えてください。

大西元 取締役(以下、大西):当社の一般市場向けサービスは、連結売上高の内、約20%程度です。2013年度は、連結売上高363億円に対して78億円でした。

Longine IR:パナソニックグループ向けと一般市場向けサービスの売上高のトレンドについて教えてください。

大西:パナソニックグループ向けの売上高は四半期ごとに増減があり、年間ベースで見ても微増成長傾向であるのに対し、一般市場向けサービスは年間ベースで2ケタ成長を達成する勢いです。一般市場向けサービスは、高い成長率とともに順調に事業を拡大しています(図表1参照)。