米ウォールストリート・ジャーナルによると、米アップルの新型スマートフォン「iPhone 6」「同6 Plus」は、韓国で好調なスタートを切ったようだ。
新型アイフォーンの通信サービスを提供する韓国の大手通信キャリア3社は、短時間で多くの注文を受けており、すでに当初受付の上限数に達したキャリアもあるという。
香港の市場調査会社、カウンターポイントテクノロジー・マーケットリサーチによると、今年4~6月期の同国スマートフォン市場は、韓国サムスン電子のシェアが63%でトップ。
このあと、韓国LGエレクトロニクスの22%、韓国パンテックの7%と続いており、アップルのシェアは6%で4位にとどまっている。
だが、新モデルの当初注文数を見ると、同国におけるアップルのシェアは今後拡大しそうだとウォールストリート・ジャーナルは伝えている。
韓国の通信キャリアに注文殺到
韓国では、米国や日本からほぼ1カ月半遅れて10月31日にiPhone 6/6 Plusが発売される。これに先立ち大手通信キャリアのKT、LGユープラス、SKテレコムは、10月24日に事前注文の受付を開始した。
このうちKTは2009年に韓国で初めてアイフォーンを販売したキャリア。
同社はウォールストリート・ジャーナルの取材に答え、iPhone 6/6 Plusは受付開始から1分で合計1万台の注文があり、30分で5万台を超えたと話している。また今回初めてアイフォーンを取り扱うLGユープラスは、20分で2万台の注文を受け付けたという。
一方、韓国最大の通信キャリア、SKテレコムは具体的な数字の言及は避けたものの、第1回目と2回目の受付で提供可能な上限数に達したと説明している。