週刊NY生活 2014年2月22日479号

 大がかりな闘鶏組織が摘発され、9人を逮捕、3000羽以上の鶏が救出された。エリック・シュナイダーマンNY州司法長官と非営利の動物虐待防止団体ASPCAが9日、明らかにした。

 闘鶏摘発としてはニューヨーク州史上最大規模、米史上でも最大。

 動物を使った違法ファイティング一掃作戦の一環で、クイーンズのジャマイカ街で開催された闘鶏イベントでは、参加していた70人が身柄を一時拘束、65羽を保護した。

 また、州司法当局はNYPDの協力のもと、ブルックリン・ブッシュウィックのペットショップを捜索、同店地下から鶏50羽を救出、闘鶏に使う人口爪や薬品、注射器なども見つかった。

 アルスター郡プレートキルの農場では闘鶏用に交配された3000羽が救出された。

 闘鶏は50州で禁止されており、ニューヨーク州では重罪。闘鶏場で闘鶏用鶏を所持し闘鶏させた場合、それぞれ最大で禁固4年、罰金2万5000ドルが科される。

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