南国新聞 2012年12月13日
(マレーシア)
出入国管理局ポートクラン支所の取締官チームが11月30日、クランにあるメイド紹介所が入っているビル(4階建て)の部屋に監禁されていた外国人105人を救出した。
市民からの情報にもとづき、チームは同日午前7時47分、同ビル3階と4階の部屋に突入し、中にいたインドネシア人女性95人、フィリピン人女性6人、カンボジア人4人を救出した。全員(18~5歳)就労ビザは持っておらず、観光ビザで1~6カ月前にマレーシアに入国していた。
一方、チームはメイド紹介所の社員3人と女性たちの監視、世話をしていたインドネシア人の女5人、カンボジア人の女3人、フィリピン人の女1人の合わせて12人を逮捕し、社長を指名手配した。
調べによると、105人は「良い仕事を紹介する、ますは観光ビザで入ってきなさい」と誘われてマレーシアに来たが、部屋に監禁され、毎日バンで一般家庭に連れて行かれメイドの仕事をさせられていた。
給料は「働き始めて7カ月経過したら、8カ月目から支払う」と言われていたという。105人は仕事以外、外出は禁止で奴隷のようにただ働きさせられていた。(12月1日スター)