南国新聞 2012年10月4日号
KL市内の主要観光名所を回れるとっても便利な無料バスサービスが始まった。「無料」と聞くからには試してみなければ!! ということでさっそく乗車をしてみることに。
独立55周年を記念して先月から無料バス『Go-KL City Bus』の運行がはじまった。
政府が進める交通改善政策の一環で、公共交通手段(LRT、Monorailなど)へのアクセスを便利にすることで、ビジネス街で働く人たちの移動をスムーズにし、車による移動を減らすことで渋滞を緩和する狙いがあるようだ。
また、旅行者もクアラルンプール(KL)市内の主要観光名所やショッピングモールなどへ簡単にアクセスできてとても便利だ。
バスは大きく分けると2つのルートがある。ひとつは『パープルライン』と呼ばれパサールセニ(Pasar Seni)駅からブキビンタンを結んでいる。パサールセニ駅はLRTケラナジャヤ(Kelana Jaya)線上にあり、KLセントラル駅から一駅なので、観光客にもアクセスしやすい。
もう一つは『グリーンライン』と呼ばれ、これもLRTケラナジャヤ(Kelana Jaya)線上にあるKLCCからブキビンタン間を運行している。パープルラインとグリーンラインの乗り換え場所は全部で5カ所あり、2つのラインを上手に利用することでKL市内の主要な場所に行ける。
バスの運行時間は午前6時から午後11時までで、利用客が多い時間帯は5分おきに、ピーク時以外は15分おきに運行されている。(ただし、道路の状況に応じて時間のずれはある)
バスは全部で15台ほどあり、1台の定員は60人。一般のバスに比べると、スペースは広めだ。Wi-FI環境も整っているため、バスに乗りながら行く先の情報を調べたりすることもできる。
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