AsiaX(アジアエックス) 2012年08月08日
日本の人気ラーメン店が集まるブギスプラス(Bugis+)4階の「らーめんチャンピオン」で、1年間にわたって行われていた人気獲得競争の結果が8月7日に発表され、博多一幸舎が2011年のアルティメット・ラーメンチャンピオン(Ultimate Ramen Champion)となった。一幸舎は10万531杯を売り上げた。2位はバリ男の6万5529杯。
一幸舎の吉村幸助氏はトップとなった感想を聞かれ、「シンガポールのお客様に感謝します。今後も変わらず一人でも多くの方に来ていただけるようにがんばり、博多ラーメンが世界最強であることを証明したい。また、これからもらーめんチャンピオンを全店で盛り上げていきたいと思います」と抱負を述べた。
次回「らーめんチャンピオン2012」は2011年から参戦する博多一幸舎、バリ男、力(りき)、がんてつ、大勝軒、いろはの6軒のほか、新しく2店、青山(成田)と鷹の爪(千葉)が加わり、計8店が競う。
会場では「らーめんチャンピオン2012」に参戦する8店による「シンガポールならではの独創的ラーメンコンテスト」が開催され、在シンガポール日本国大使館の山本公使をはじめ、懐石料理「雲」エグゼクティブシェフの廣橋信昭氏、イタリアンレストランBontaエグゼクティブシェフのルカ・ペツェラ氏、フレンチレストランAndreのアンドレ・チアン氏など9名が審査員を務めた。
このコンテストでも一幸舎の「スパイシー高菜ラーメン」が1位に選ばれ、2位にはバリ男の「味玉らーめん」が選ばれた。
コンテストに出された8種類のラーメンを試食をした地元メディア「スーパーマーライオン(Super Merlion)」のヤンさんと、「Rubbish Eat, Rubbish Grow」のフード評論家、A.ナサナエル・ホーさんは、審査発表前に一幸舎の勝利を予想し、見事的中。
ヤンさんは「今回は脂濃くこってりしたラーメンが並ぶ中、一幸舎はややあっさり目なのがかえってよかったと思う。しかも味わいが深い。また、青山のスペシャル豚骨ラーメンもよかった」と述べ、ナサナエルさんは「麺、スープ、一幸舎はどちらもすばらしい」と印象を語った。
「らーめんチャンピオン」のプロデューサーでコマースグループCOOの田代浩二氏は1年を振り返り、「らーめんチャンピオンがこれほどまで人気を集めるとは正直、思っていませんでした。今年10月には香港へ出展します。
さらに中国、マレーシア、インドネシア、アメリカでのオープンをめざし、シンガポール発のらーめんチャンピオンをやがて日本へと逆輸入し、ラーメンのワールドカップを開きたい」と今後の目標を述べた。
「らーめんチャンピオン2012」は8月7日から2013年7月30日まで、ブギスプラスおよびチャンギ空港ターミナル3の店舗で行われる。
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