南国新聞 2012年6月23日

 放課後、チャリティーイベントに出席した際、ミニスカートを着用していたとして、学校が女子生徒(17)に停学1週間の処分を言い渡した。

 処分を受けたのは、マラッカのメソディスト・ガールズ・セカンダリースクールに通う5年生のタン・ジョーシンさんで、処分に対し、父親のタン・ヨンホックさんは「娘は『世の中の役に立ちたい』と思いチャリティーイベントに出席した。ミニスカートが校則違反なら、どうしてその場で付き添いの先生が注意しなかったのか。娘の言い分を聞かず、いきなり処分するというのは不当だ。処分の撤回を求める」と、語っている。

 今年3月11日にマラッカ市内で開催されたイベントを紹介した地元の新聞の記事に、タンさんがミニスカート姿で写っている写真が掲載され、校長が「学校の名誉を損なった」として、18日から25日までの1週間の停学処分を決め、13日にタンさんの両親に処分通知書を送った。

 タンさんは成績優秀で、課外活動に熱心な模範的な生徒で、今回の停学処分にショックを受けているという。

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