南国新聞 2012年6月19日

 日本人のロングステイ先で人気ナンバーワンのマレーシアで、ロングステイビザを取得する日本人が急増し、2011年の同ビザ取得外国人ランキングで1位になった。

 「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(Malaysia My Second Home=MM2H)プログラム」のプロモーション業務をおこなっている政府機関、マイセカンドホームセンター(Malaysia My Second Home Centre)によると、日本人のMM2Hビザ(ロングステイビザ)取得者は、2010年は195人だったが、2011年は2倍の423人だった。

 2位は中国人で405人。2008年から2010年まで1位だったイラン人は4位に転落し、3位にはバングラデシュ人が入った。

 これまでにMM2Hビザを取得した外国人は累計で1万8090人となっている。

 英字紙ザ・スターは、日本人のロングステイビザ取得者が2011年に急増したことについて、以下のように報じた。

 「2010年にン・イエンイエン観光大臣が、『日本人がMM2Hプログラムを利用してマレーシアに移住することを歓迎する』と発表したことが大きい。大臣は、『日本では65歳以上の高齢者人口が増大しており、医療施設が完備され、生活費が安いマレーシアは移住地として最適だ』と述べた」

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