2012年春のスマホ新製品が市場に出揃ってきた。auは昨年来の「iPhone 4S」というドル箱商品があるおかげでAndroid(アンドロイド)の新機種にはいま一つパンチがないというか、はっきり言ってヤル気が感じられない。

 一方のNTTドコモは超高速通信Xi(クロッシィ)対応を目玉に、CPUの速さが売り物の「GALAXY S II」を筆頭にAndroid端末のラインアップをかなり充実させている。

 クイックレスポンス、圧倒的な高精彩、ハイスペック防水、デュアルコアCPU、圧倒的な速さで操れる・・・これがドコモのスマホ2012年春モデルの売り文句だ。動作の速さや高機能ばかりを喧伝しているのだけれど、ガラケー(ガラパゴス携帯の略。従来型の携帯電話の総称)からの移行を促すという意味でそのやり方は間違っていない。

 しかしこのマーケティングに騙されて多くのユーザーがバッテリーの持続時間の問題の深刻さを認知しないままAndroid端末に持ち替え、そしてほどなくがっかりさせられている。あるいは怒りさえ覚えているかもしれない。

どう使ったらバッテリーが「260時間」もつのか

 ガラケーからAndroidに乗り換えたユーザーは、ほぼもれなくその大飯食らい加減に面喰らうことになる。確かにスマホにしたら画面は大きくなったし、ガラケーにはない機能もたくさんある。しかしたいていの機種は通勤前に充電器から外したらほとんど触らなくても昼過ぎにはバッテリー残量が50%を切ってしまうなんてことにもなりかねない。

 僕のはauの「REGZA Phone IS04」という機種なのだけれど(そもそもこれが相当な問題機種であるらしい)、まだ何も節電対策(これについては後述する)をしない時点で、寝る前に充電器から外して放置しておいたら7時間足らずで「餓死」寸前になり、「充電してください」のサインが出ていた。

 この電池の減り具合こそがiPhoneとの使用感の大きな違いのようで、Androidがマルチタスクであるがゆえの十字架だと分かったような分からないような説明はされていたのだけれど(iPhoneだってマルチタスクなのに)、実際に使ってみるとまるでどこか故障でもしているのかと疑いたくなるほどの電池残量の減り方なのである。

 おかげで多くのAndroidユーザーは充電器を持ち歩いて、自宅と職場の両方で充電をしなければならない。外回りの多い人なら予備の電源を持ち歩かなければ携帯電話として用をなさなくなってしまう。