こんにちは。

欧州関連のニュースが錯綜する割にはユーロの値動きは落ち着いています。

しかし、欧州危機が世界経済に伝染する力は相当なもののようです。

昨日発表されたブラジルの7-9月期GDP成長は、とうとうゼロ成長となりました。
欧州債務危機などで世界経済・貿易が停滞した影響が大きいようです。

相対的に高い金利のため通貨レアルが高水準なことも輸出の足を引っ張っています。

また、ブラジルはインフレ圧力がネックとなっており、個人消費を抑制しています。
今回発表された7-9月期の個人消費も前期比マイナス0.1%と落ち込みました。

BRICS諸国の一員として世界経済のけん引役として期待されているブラジルですが、現在はにっちもさっちも行かなくなってしまったようです。

そういえば、一時はブラジル・レアル建ての投資信託に人気が集まっていましたが、最近の募集動向をみてみると・・・もう人気にカゲリがあるようです。

日本の金融当局も、個人向け外貨建て投信の為替リスクについて、厳しく指導しているようですし。

為替取引はFXでチャカチャカ機動的に行う方が良いようです。