こんにちは。

きょうはドル円が一時77.34レベルまで買われてちょっとビックリしましたね。

安住財務相の発言で為替介入というコトバが入っていたことにすばやく反応したようです。

ここしばらく77円近辺の重い展開が続いていましたので、何が理由であっても77円台前半のストップ注文がヒットさせられました。

安住財務相は、日銀による50兆円規模の外債購入は為替介入になり、われわれの考えに合わない、といったのですが。

さて、これに比べれば地味な報道かもしれませんが、実は根深いものもありました。

世界銀行が中国や東アジアの成長見通しを下方修正しています。

2011年の中国成長率は9.1%の見込み(3月時点9.0%)
2012年の中国成長率は8.4%の見込み(3月時点8.5%)
中国除く東アジアの2011年成長率は4.7%の見込み(3月時点5.3%)
中国除く東アジアの2012年成長率は5.3%の見込み(3月時点5.7%)

特に、東アジアは大きく下方修正していますよね。

理由として、東アジアの成長見通しは世界的な不確実性や自然災害に圧迫されている、と説明されていますが、世界的な不確実性は当然、欧州危機に端を発したものです。

いろいろと、自由貿易を装った自国に有利なブロック的な経済圏への模索があるようですが、悪い事が起きたときにはブロック化なんで吹き飛んでしまいますよね。みんな一緒に沈んでしまいますから。ユーロって何?と改めて考えさせられてしまいます。