こんばんは。

今週はロンドン市場を中心にウォッチいたします。
よろしくお願いします。

週明けのロンドン・ニューヨーク市場では引き続き欧州関連が話題の中心になっています。

きょうは、ユーロ圏の鉱工業生産指数が発表された程度で、経済指標はほとんど注目されていません。

注目は、イタリア債の動向です。

日本時間19時に実施されたイタリア5年債入札は・・・

まずまずの無難な結果でした。
30億ユーロの目標額が調達できました。
平均利回りは6.29%(前回5.32%)、応札倍率1.469倍(前回1.34倍)といったところ。

発表当初はユーロ買いの反応もありましたが、それも一時的に。

利回り6.29%がユーロ導入来の最高水準とのことで、イタリア政府の市場からの調達コストは厳しくなるばかりです。

序盤に買われていた流通市場でもイタリア債も売りに転じて利回りが再び上昇してきています。
ECBがイタリア債を購入した、との報道もありましたが、あまり効果はでていません。

モンティ新首相の指名報道でユーロ買いを誘ったわけですが・・・・

ご祝儀買いは短命だったようです。

15日から本格的な組閣作業に入るそうですが、それは政治の事。
一気にことが解決するわけでもなく、イタリア債動向を軸に市場との駆け引きが続きそうですね。

週末の・・・・・エリザベス女王杯は今年もスノーフェアリーの豪脚で決まりましたね。
普段から日本馬より重い斤量を背負って良績を残していた女傑・・・さすがでした。
日本の牝馬たちも国際的に通用するためには重い斤量に慣れないと。