こんにちは。

このところ、ギリシャやイタリアなど欧州関連が相場の中心になっています。

昨日はすっかり時の人となったベルルスコーニ伊首相が辞任を表明、目先のユーロ売り材料は一服ムードとなりました。

そろそろユーロドルの1.36-1.39レンジがブレイクするのか注目されます。

ユーロの片割れであるドルの材料はないのでしょうか?

きょうはバーナンキFRB議長の会合でのあいさつ、タルーロFRB理事の金融規制に関する講演、そして、ホノルルではガイトナー米財務長官などがAPEC財務相会合に出席します。

日銀の介入に対して覆面介入などの思惑も広がっていましたが、昨日からドル円は77円台後半から半ばへと水準を下げています。目先のロング筋にとってやや不利な値動きが始まりました。

あと・・・ドル売り材料と目されるのが原油市況です。

イランが核兵器の準備をしているとのことで、イスラエルが攻撃をちらつかせています。中東情勢の緊迫化(しばしば地政学リスクっていわれます)が、ここ1週間ほどで原油先物を92ドル近辺から97ドル台へと押し上げています。

原油先物はドル代替資産の面があり、原油高→ドル安へとつながることもあります。

きょうは、ドル安の動きに注目したいと思います。