9月に入った初日のロンドン市場はドルが買われる展開。欧州株は下落しており全般的にリスク回避傾向が出ている。ポンドドルは8月12日以来の水準、ユーロドルは8月19日の水準までドル高が進んだ。またドル円は77円台を回復した。
ユーロドルのユーロ安ドル高が相場を牽引しているが、フィンランドとギリシャの担保合意問題が引き続き相場の重しとなっている。当問題に関してアイルランドのヌーナン財務相は、同担保合意は白紙に戻り、他の選択肢がまとまりつつあると述べている。またドイツ政府筋によると、ドイツとオランダ、フィンランドの財務相は火曜日に協議するとのこと。
その他、スペイン5年債の入札があったが、発行上限の40億ユーロに届かず36億ユーロどまり、応札倍率は1.8倍と低調に終わったこともユーロを下押しした。また、ドイツとユーロ圏8月の製造業PMI確報値はともに予想を下回っている。
◆スイスGDPはまずまずの数字
スイスフランは主要通貨に対して上昇した。ユーロに対しては先週水曜日のレベル、ドルや円に対しては先週金曜日のレベルまでフラン高が進んだ。
東京市場午後にスイス第2四半期のGDPが発表され前期比0.4%増、前年比2.3%増と予想と同じだったが、市場ではまずまずの数字と捉えたようだ。前期分は上方修正されている。また、昨日はスイスのシュナイダー・アマン経済相の発言が報じられたが、フラン高を抑制するような積極的な姿勢が見えなかったこともフラン高を促した。
Klugアナリスト 鈴木信秀