こんばんは。

きょうのロンドン市場は、神経質な値動きです。

ロンドン早朝は東京・アジア株の上昇を受けてリスク選好的に・・・
ユーロ買いの動き、円売りの動きなどが広がりました。

欧州株も上昇しています。

ただ、バラ色の相場展開ではありません。

欧州株が下げに転じるなど動きは非常に神経質です。

市場では仏中首脳会談で、胡主席が欧州債購入など支援策を再び打ち出してくれる、との期待感もあったようですが、現状では、欧州経済を信頼し続けていく、とのタテマエ的な発言にとどまっています。

また、フランスの規制当局AMFが、株式市場の取引終了後に空売り規制についてステートメントを発表する、と述べたことも話題になっています。イタリアの報道機関によると、空売り規制を9月末までさらに1ヶ月間延長する計画だそうです。

それにしても・・・・
ギリシャ債は売られ続けています。
2年債利回りはなんと! 45%台に上昇しています。

デフォルトしないで保有できれば2年間で倍ですよ!(実際はそうもいかないでしょうが・・・)

英MPC委員のウィール氏は・・・
英国は米欧からの金融病の感染に直面している、欧州の弱い成長が懸念の元凶、とボヤいています。

ウィール氏は直近の英金融政策委員会で、これまでの利上げ主張を撤回、据え置きに賛成票を投じていましたね。

こんな状況にもかかわらず、ユーロドルやポンドドルは下げ渋っています。

あすのバーナンキFRB議長のジャクソンホール演説への期待感もあるのでしょうか。
欧州の不安材料はとりあえずスルーされているようです。