こんにちは。
本日の東京株式市場、日経平均が100円安となるなど冴えない動きです。
昨日のNY株式市場は、ダウ平均はなんとかプラス圏を維持しましたが、ハイテク銘柄中心の・・・・とのマクラ言葉がつくナスダック指数は下げて終わりました。
コンピュータ大手デルが業績見通しを引き下げたことが響いています。
台湾や韓国といったハイテク・半導体企業の比重が高い株式市場も下げが大きくなっています。
そんな環境のなかで、きょうは中尾財務官と中曽日銀理事が会談を行ったことが話題になっています。
政府と日銀がコミュニケーションを緊密にとる、とこれまでも報じられており、特に驚くようなことはありません。
ただ、これまであまり目立った報道がなかった両実働部隊のトップ級の会談は気になるところです。
ドル円相場は、昨日の海外市場で一時76.40レベルと戦後最安値76.25レベルに迫る場面がありました。
東京市場での戻りは、ここまでのところ76.70レベルまでと限定的です。
一部報道によると、輸出企業などはオプション取引などを通して円高の備えができてきている、としていますが、さすがに75円割れあたりの水準ではストップ注文もあるようです。
またまた介入への期待感が先行する可能性があります。
スイスフランの値動きが一時のパニック状態からは落ち着いてきており、米緩和観測などドル安が進行しそうな事態となれば、ドル円もその圧力から逃れられないかもしれません。
その意味で、今後は丁寧に米経済指標を見てゆくステージに入ってきたようです。