こんにちは。

きょうは一月に一度のイベント、米雇用統計の発表があります。

東京市場午前は、完全に様子見ムードになってしまいました。

ドル円は81.22-81.32(10銭レンジ!)
きのうは良く動いたユーロドルも1.4345-1.4370と高値水準で揉み合い

・・・といったところです。

さて、米雇用統計についてです。

非農業部門雇用者数(就業者数)《NFP》と失業率が発表されますが、市場の関心はまずNFPに向かいます。

予想は前週には8-9万人増程度でしたが、現在は10.5万人増に上方シフトしてきています。

先週末からシカゴPMIやISM製造業景気指数など製造業関連の景況感が強含みました。

また、きのうの米ADP雇用統計の上振れも記憶に新しいところです。
デパートなど既存店売上も好調でしたね。

NYダウは約2ヶ月ぶり高値水準と株式市場は米景気回復期待、企業業績回復期待に膨らんでいます。

さて・・・前回6月に発表された米雇用統計のときを思い出してみましょう。

このときは弱い米経済指標が続々と発表されていたことから、NFPのエコノミスト予想も前の週の19万人増程度から発表直前には16.5万人増へと下方シフトしていました。

そして・・・結果は・・・ 5.4万人増! に留まりました。

弱くなりそうだけど、ここまで弱いとは・・

そして、今回は事前に強めの経済指標が続いたあとの10.5万人増予想。
マーケットでは12-3万人増程度を見越している、との報道もあります。

ただ、専門家ってものは意外に他の専門家の見方に引きずられる面もあるようです。
ブルームバーグ調べのエコノミスト予想は8万人から13万人程度の予想が大半になっています。
極端な予想では、4万人増や17.5万人増といった例もあります。

仮に、
4万人増になったら・・・?
17.5万人増になったら・・・?

いやいや、
マイナスになったら?
20万人増以上になったら?

といった意外性のある結果について、市場の反応を想像してみることも有用だと思います。
実際、前回がそうでしたから。

ちなみに前回6月3日はドルが急落して、円相場はぐちゃくちゃでした。