こんばんは。
ギリシャ内閣の信任投票は賛成多数でヒトヤマ超えた印象です。
それでも、ポルトガル債が売られて、10年債利回りが過去最高を記録。
欧州株もやや軟調と、あまり歓迎ムードでもありません。
そして、注目の英中銀議事録(MPC議事録)でポンドが急落。
ポンスイ(ポンド・スイスフラン)が1.35台へと下落して最安値をつけています。(1970年代からのデータで・・・)
どうも・・・再びネガティブ・ムードが台頭してきたようです。
さて・・・
ポンスイのデータを確認したことで、長期チャートをみてみたくなりました。
ドル円は360円の固定相場時代から現在の80円近辺まで下落。
ポンド円は1960-70年代は1000円くらいだったのですが、現在はご覧の通り129円。
ポンスイは10だったのですね!
それが現在は1.35台・・・
為替って長期的には凄く水準が変化します。
ところで・・・
しばしば、自国通貨高は輸出産業に不利、相手国の通貨安政策を痛烈に批判。
ということが行なわれます。
それを支援するように
輸出競争力、交易条件、などの言葉がマスコミやエコノミストっぽい人達から発信されます。
エレガントな理屈は良いのですが、現実はどうでしょう?
日本と米国とか、日本と英国とか、いつまで経って貿易収支が均衡しません。
為替相場は政治的プロパガンダとして利用されやすいもののようです。