「ご褒美で釣る」が子どもの勉強意欲を高める納得の理由…目先の誘惑に弱い人間、根拠に基づく刺激で学力は上がる 【学力の経済学(中編)】ズバリ「目の前ににんじん」は戦略的にアリ! 2024.8.22(木) 中室 牧子 フォロー フォロー中 教育 Tweet この写真の記事へ戻る 「ご褒美で勉強させる」ことに抵抗感のある親は多いだろうが…(写真:Kittyfly /Shutterstock.com) 拡大画像表示 *人間は「今」と「将来」を比べると、今目の前にある利益や満足のほうを優先しがちな「選好」(個人の「好み」)を持っており、これを経済学の用語では「時間割引率が高い」という。そして、近い将来の時間割引率のほうが遠い将来の時間割引率よりも高くなることを、経済学の用語で「双曲割引」という。 拡大画像表示 『学力の経済学』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)