1960年代は、映画、自動車の黄金時代だった

映画『フォードvsフェラーリ』鑑賞記
2020.5.22(金) 今尾 直樹
芸術文化
この写真の記事へ戻る
1960年代、F1よりも人気のあったル・マン24時間耐久レースで、絶対王者フェラーリに挑んだ男たちの、史実に基づく物語。マット・デイモンがテキサス男のキャロル・シェルビーを、クリスチャン・ベールが偏屈な才人、ケン・マイルズを演じている
映画のなかに登場するACコブラ、またはシェルビー・コブラ。ACエースをベースに当初はフォードの4.7リッターV8を、のちには7リッターを搭載、軽量ボディに大トルクのエンジンでもって、強烈な加速を誇った
本物のシェルビーとマイルズ(左)。真ん中のドライバーはブルース・マクラーレン。1965年のル・マンで、マイルズはマクラーレンとのコンビで、7リッターのGT40で出場。予選で速さを見せたものの、決勝ではまたもや早々にメカニカル・トラブルで姿を消した
Photo:Ford
1964年のル・マン。フォードGT初参戦。速さは見せたけれど、トラブルで3台ともリタイア。翌65年、ヘンリー2世は部下にこう書いたカードを配った。“you better win(勝った方が身のためだ)."
Photo:Ford
リー・アイアコッカが産んだフォード・マスタング。手前は、ジョシュ・ルーカス演じるレオ・ビービ。ヘンリー2世の信任厚く、ル・マン・プロジェクトの責任者をつとめた。映画では主人公たちの敵役
1966年の1、2、3フィニッシュ。レオ・ビービがPR効果を狙って、揃ってゴールするように命じた。それが、ル・マンの独自ルールによってマイルズには気の毒な結果となる。そうでなくとも、ゴール直前、マイルズが焦ってアクセル・オフしたという説、マクラーレンが勝ちたいがために約束を破って前に出たという説もある
Photo:Ford
1966年のル・マンのホンモノのスタート・シーン。フランス国旗を持っているのはヘンリー・フォード2世。なんと、スターターをつとめた。1番をつけたGT40 Mk2に駆け寄るドライバーがマイルズ。ドアがうまく閉まらなかった、というエピソードは実話で、次の周にピットイン。その後、映画でも描かれているように猛追した。いやあ、映画ってのは本当にいいですねPhoto:Ford

ライフ・教養の写真

13歳の少年が静かに見せた「人の美しさと強さ」
恐れていた感染第2波、正体は感染力を増したG系統
強面韓流俳優マ・ドンソクになぜ女性は魅かれるのか
アクティブファンドの利益は「目利き」で決まる
「人工甘味料」「合成保存料」の言葉が消える日
100万円のワインは何が違う?

本日の新着

一覧
世界経済、コロナ後の回復の行方
一部の国で底入れの兆し、脆い消費マインドに要注意
The Economist
恐れていた感染第2波、正体は感染力を増したG系統
フルゲノム解析で明らかになった新型コロナ「欧州株」の強度
星 良孝
日本人医療ボランティアが見たNYの医療崩壊
実録・新型コロナウイルス集中治療の現場から(第8回)
ヒューモニー
科学者を犯罪に走らせる中国「千人計画」の正体
海外の高度技術を違法に取得、米国が本格的な取り締まりへ
古森 義久