重イオンビームに陸上養殖、「ワカメの革新」進む

日本の縁深き海藻、その歴史と現在(後篇)
2019.2.15(金) 漆原 次郎 follow フォロー help フォロー中
農林水産業
シェア97
このエントリーをはてなブックマークに追加
この写真の記事へ戻る
岩手県水産研究センターに置かれた浮遊回転式陸上養殖装置。容量は2000L。水槽の中央にはカラーコーンが使われている。(画像提供:理化学研究所)
阿部知子(あべ・ともこ)氏(中)。理化学研究所仁科加速器科学研究センター副センター長、イオン育種研究開発室生物照射チーム室長・チームリーダー。農学博士。1989年、東北大学大学院農学研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員、理化学研究所薬剤作用研究室基礎科学特別研究員を経て、1991年、同研究員。2018年より現職。同チーム協力研究員の市田裕之氏(左)、テクニカルスタッフの山田美恵子氏(右)とともに。
【動画:画像をクリックして再生】 ワカメの受精卵や芽胞体に重イオンビームを照射しているところ。照射する元素が軽ければDNAの切断部分は小さく、重ければ大きくなる。(動画データ提供:理化学研究所)
【動画:画像をクリックして再生】 浮遊回転式陸上養殖装置の水槽内を漂うワカメ。(動画データ提供:理化学研究所)
重イオンビーム照射により得られた有用変異体候補(M2)の生長。(理化学研究所広報誌『RIKEN 2016』記事をもとに筆者作成)
広田湾で養殖した種苗別のワカメの成長と形態。「R1」は早生系統種苗、「R2」は晩生系統種苗、「R2促成」はR2系統のうち促成種苗を生産して1月中に養殖を開始したもの。(写真提供:理化学研究所)

ライフの写真

シャブにまみれたオンナたち
人類をつくった哲学や宗教が崩壊してしまった現代
ヘタな偉人伝よりよっぽど有意義な「失敗の本」
デカルトが注目した心と体の条件づけのメカニズム
「2番・坂本」がジャイアンツではまる理由
ダルビッシュ有ら錚々たる「プロ」が信頼する「素人」、誰だ?

本日の新着

一覧
ドイツで震え上がるシリア難民、アサド政権崩壊で「帰還案」…極右・移民排斥論の台頭で瀕死の「欧州の良心」
楠 佳那子
食用コオロギの養殖と商品開発を展開してきたベンチャー企業グリラス、自己破産を招いた本当の理由
SNSでの「炎上」か、「商売」よりも「研究」という姿勢が招いた結果なのか
内山 昭一
【有馬記念・展望】一年間しのぎを削ってきた一流馬たちの最終決戦場、数々のドラマが生まれた舞台で今年はどうなる
「あの日」の名馬伝説(12)
堀井 六郎
トランプ暗殺未遂「奇跡の一枚」だけじゃない、ピュリツァー賞写真家は「あの瞬間」をどう撮った?
2024年を振り返る:トランプ氏の「薄毛」に関心?構図にこだわる写真家魂【JBpressセレクション】
JBpress
フォロー機能について

フォロー機能とは、指定した著者の新着記事の通知を受け取れる機能です。
フォローした著者の新着記事があるとヘッダー(ページ上部)のフォロー記事アイコンに赤丸で通知されます。
フォローした著者の一覧はマイページで確認できます。
※フォロー機能は無料会員と有料会員の方のみ使用可能な機能です。


設定方法

記事ページのタイトル下にある「フォローする」アイコンをクリックするとその記事の著者をフォローできます。


確認方法

フォロー中の著者を確認したい場合、ヘッダーのマイページアイコンからマイページを開くことで確認できます。


解除方法

フォローを解除する際は、マイページのフォロー中の著者一覧から「フォロー中」アイコンをクリック、
または解除したい著者の記事を開き、タイトル下にある「フォロー中」アイコンをクリックすることで解除できます。