ホンダの「ASIMO」はどこへ歩いて行くのか

模索が続く人間との共生の方法
2011.11.30(水) 両角 岳彦 follow フォロー help フォロー中
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「最新型」ASIMO。凹凸のある面でも3歩先の運動まで予測して自然な姿で歩くようになり、サッカーボールを蹴ることもできる。手指の作動機構を変え、指先に圧力センサーを備えたことで容器を開けて、飲み物を注ぐといった動作もこなす。最初のモデルの公開から11年が過ぎ、前作からの機能面の進化は個別要素の高性能化に向かっている印象。(写真提供:本田技研工業)
マンサイズの二足歩行ロボットとして1つの形が定まった試作機「P3」と、そこから小型軽量化を一気に進めて世に出た最初のASIMO。(写真提供:本田技研工業)
今のASIMOが能力向上を進めている「舞台」、ヒトと出会う場所でのコミュニケーション。案内や飲み物の提供だけでなく、予め準備されたプレゼンテーションを、聞く人の反応を聞き取りながら自律的に進めてゆくところまでは来ている。耳に相当する部分のライトが点灯しているのは、人の音声を聞き取っていることを示す。(写真:筆者)
福島第一原発の事故状況を見て「ロボットにできることがあるはず」と急遽開発された作業アームロボット。写真は内部機構が見えるように外装を外した状態。台座(足)から円環ハンドルを回すツールまでの間に4つの大きな関節(それぞれ複数のモーターが組み込まれている)が連なっているのが分かる。それぞれ腰、肩、肘、手首に相当し、足元が揺れ動く中でも左下に見える赤い円環ハンドルまで手(ツール)を伸ばしてゆき、センターを合わせて挿入、回転させることができる。現状では別の場所にいる人間が遠隔操作する。(写真:筆者)

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