24日の東京市場では、朝方、前日の海外市場での流れを引き継ぐ形でドル高欧州通貨安オセアニア通貨安という流れに。しかし、東京勢が本格参加した頃からこの流れが反転。1.4000割れをトライしていたユーロドルが1.40台後半をつけたほか、4月はじめ以来の安値圏となる1.6060近辺をつけたポンドドルが1.61台を回復するなどの動きとなった。
前日の海外市場でユーロドルが1.39台を示現し、ドル買いに一服感が出たことや、朝方はNY市場の流れを受けて時間外取引で売りが目立った商品・株式市場が反転する動きを見せたことなどがドル売りの要因となった。

◆NY原油、一時NY終値から1%超の下げも急速に反転
朝方は前日のNY市場での売りが加速する流れとなり、終値から1%超の下落を見せたNY原油先物時間外取引は、その後急速に値を戻し、逆にプラス圏での推移に。朝の96.60台から98.50越えまで上昇する荒っぽい展開となった。
ギリシャ問題などを受けてのリスク懸念からの商品安であったが、朝方のリビアでの爆発などの報道を受けて、OPECの供給能力への懸念が広がる形で大きく上昇した。