内閣府が12日に発表した昨年10-12月期の四半期別GDP2次速報(2次QE)で、実質GDPは前期比▲3.2%(同年率▲12.1%)。1次QE段階からはごく小幅の上方修正になった。それでも、第1次オイルショック後の1974年1-3月期に記録した戦後最悪の数字(前期比年率▲13.1%)に次ぐ景気の落ち込みであることに変わりはない。内外需別の寄与度は、内需が▲0.1ポイント(民間在庫品増加を主因に0.2ポイント上方修正)、外需が▲3.0ポイント(改定なし)。日本経済が10-12月期に「輸出急減ショック」に見舞われたことが、浮き彫りになっている。