世界でもっともプレーし続けた

 中断期間を経て再開したブンデスリーガ。サッカー日本代表の中心選手でもある名門シュツットガルトの主将・遠藤航にとっては、久しぶりの「休暇」だった。

 すっかり「デュエル」が代名詞となった遠藤だが、最近は「タフネス」ぶりに注目が集まっている。

 ドイツ紙ビルトは、「あとどのくらいのパワーがあるのか?」(9月)、「彼の筋肉は機械ではない」(11月)、「時々、怖くなって、故障しなければいいなと思うことがあるんだ」(12月)と、数回にわたって遠藤が試合に出続けていることに言及した。

 その傑出ぶりはデータに表れており、世界で最も注目されるサッカーサイト「トランスファーマーケット」によると、2021年、世界の1部リーグでプレーする選手の出場試合数では1位タイの31(今季のリーグ戦と年内の代表戦を集計)だった。ちなみに1位は遠藤を含めた3人で、もう一人はビルバオ(スペイン)のGKサイモンと、吉田麻也だ。出場時間で見れば、サイモンに続く2位となる。

 さらに遠藤の場合、一昨年の2020年も48試合に出場し、4177分を戦った。これは日本人トップの数字である。

 この話題に拍車をかけたのは遠藤の休養の少なさも要因だった。欧州でプレーする多くの選手にとって唯一の長期休暇となる5~7月にかけて、日本代表、東京五輪のOA枠とフル稼働。合計13試合を戦い、直後にドイツへ帰国。わずか2日後のリーグ開幕戦にスタメンフル出場している(ちなみにその試合では決勝ゴールまであげてみせた)。