区分所有中古マンション購入で、老後の楽しみづくり
小田 初光さん
株式会社トライデント FP事業部長
宮崎県延岡市を拠点に、金融知力普及協会のインストラクターとしても活躍。主な資格はファイナンシャルプランナー、DCアドバイザー、スカラシップアドバイザー。
いくら独身を謳歌している方でも、40代に入るとそろそろ老後が気になりませんか? 少々貯えを使って区分所有中古マンションを購入してみてはいかがでしょうか?
地方では300万円もあれば中古ワンルームが購入でき、8%以上の利回りも狙えます。100万円のうち60万円を、マンション投資の頭金に使う選択もアリかと思います。
年金受給開始まで約20年あるため、ローンを組んでも十分完済できるはず。老後の楽しみにしてみて下さい。
後は、ポートフォリオの一部で米国株式と日本株式の個別銘柄にチャレンジしながら、バランス型ファンドでリスクを抑えてみて下さい。
新興市場への投資はリバランスを意識して
野尻美江子さん
ファイナンシャルプランナー
書店勤務を経て、ファイナンシャルプランナーに。投資に強く、専門的な知識をわかりやすい言葉で伝えている。ラジオNIKKEIなどにコメンテーターとして出演。個人目線の「すぐ実践できる提案」をモットーに、金融商品の個性や特徴、日常のお金に関する悩みにフォーカスした情報を発信。保有資格は一級FP技能士。
いざという時でも生活基盤を1年以上、維持できる程度の預金が確保されているなら、これからの投資の軸となるファンドを抑えつつ、時にはフレキシブルになれる、こだわりの投資視点を加えてみてはいかがでしょうか。
日本株のなかでも、為替や世界経済の影響を比較的受けにくいとされているのが新興市場の銘柄たち。リモートワーク関連など需要が定着すればここからの上値余地もありそうです。ただし新興市場の銘柄は値動きが激しいので、上昇した分だけ利益確定するなどリバランスを意識すると良いでしょう。
また、上昇基調にはあるものの、世界が混迷を深めれば存在感を増す金などのコモディティ(商品)の値動きも体感してみてください。