おすすめ② デンソー(6902)

 次にデンソーをご紹介します。デンソーはトヨタ系列の自動車部品の大手で、ドイツのボッシュ社に次ぐ世界第2位の売上高となっています。現在は、トヨタ系列以外の自動車メーカーとも取引が増えてきました。

 デンソーは自動車の駆動を司るパワートレインシステムを手掛けており、ガソリン車から電気自動車まで自動車の制御システムに強みを持っています。さらに衝突安全システムや周囲の環境を認識する走行環境認識システムなど、自動運転に必要な各システムの開発を続けています。

 9月21日の終値は4880円。最低投資単位は100株で、およそ49万円程度から投資できます。

自動運転ますます身近な存在となりつつある自動運転
デンソー(6902)の株価(日足、終値)
デンソー(6902)の株価(日足、終値)期間:2019年10月1日~2020年10月23日

おすすめ③ 富士ソフト(9749)

 最後に富士ソフト(9749)をご紹介します。富士ソフトはソフトウェア開発を手掛ける独立系の企業で、特に自動車や産業向けの組み込みソフトを得意としています

 組み込みソフトとは、家電や自動車などに搭載されている専用ソフトのこと。例えば自動運転では、アクセル、ブレーキの制御、周囲の状況の認識、運転操作の判断など様々な場面でそれぞれの動作や制御を司る組み込みソフトが必要になります。自動運転のレベルが上がり高度化するにつれて、搭載されるソフトウェアの品質やボリュームも膨大なものになるため、組み込みソフトの重要性がさらに増しています

 富士ソフトは欧州発の自動車向けソフトウェアの標準規格である「AUTOSAR(オートザー)」の知見も持っているため、今後の業績拡大にも期待が出来そうです。

 9月21日の終値は5840円。最低投資単位は100株でおよそ59万円程度から投資できます。

富士ソフト(9749)の株価(日足、終値)
富士ソフト(9749)の株価(日足、終値)期間:2019年10月1日~2020年10月23日