コロナショックの影響で、多くの投資信託が大幅な下落に見舞われました。しかし中には、一時的には値を下げたものの、すでに力強い回復基調を見せるファンドもあります。本シリーズでは、新型コロナウイルスの逆境を跳ね返す実力派投信をMonJa編集部が紹介します。今回取り上げる投資信託は、東京海上アセットマネジメントの『東京海上・グローバルペット関連株式ファンド(愛称:ぽちたま)』です。
世界株式のパフォーマンスを大きく上回る
2010年に実施された内閣府の調査によると、日本では約34%の人が何らかのペットを飼っているそうです。「ペットを飼うのが好きか?」という問いにかんしては、7割以上の人が「好き」と答えました。少子高齢化や核家族化の進む日本では、ペットを家族の一員として迎え入れる傾向が強まっているようです。
こうした傾向は、なにも日本だけのものではありません。近年のペット関連市場の売上高は、グローバル規模で堅調な伸びを見せています。なかでも世界最大のペット関連市場を有する米国では、人間のヘルスケア関連への支出よりも、ペット関連への支出のほうが伸長率が高いとのデータもあるほど。
そんな高い成長性の期待できるペット関連市場に投資するのが、東京海上アセットマネジメントの『東京海上・グローバルペット関連株式ファンド(愛称:ぽちたま)』(以下、『ぽちたま』)です。
基準価額は税引前の分配金を再投資したもの
年初来騰落率 | |
---|---|
東京海上・グローバルペット関連株式ファンド (為替ヘッジあり) |
1.0% |
東京海上・グローバルペット関連株式ファンド (為替ヘッジなし) |
-1.2% |
世界株式 | -16.4% |
2020年4月21日時点
※ファンドの騰落率は、税引前分配金を再投資したものとして計算しているため、実際の投資家利回りとは異なります
基準価額の推移を見ると、コロナショックの影響で2月の半ば頃から大きく下落しましたが、その後は力強い回復基調を示しています。騰落率で見ても、世界株式が-16.4%と大きく下落する中、『ぽちたま』の為替ヘッジなしは-1.2%、為替ヘッジありでは+1.0%と、世界株式のパフォーマンスを大きく上回りました。