前回、「ビジネス倫理」でご紹介したミュンヘン工科大学のクリストフ・リュトゲ教授が所長となって、フェイスブックが資金提供するAI倫理研究所が発足します。
(https://jp.reuters.com/article/facebook-germany-idJPKCN1PF042)
提供資金額は750万ドル、少なくない金額です。
背景には、フェイスブックの引き起こした不祥事などもありますが、もう一つ、電子政府化の進むなか、選挙など民主主義の根幹にかかわるサイバーセキュリティの向上という大問題が存在しています。
フェイスブックAI倫理研究所長となったクリストフ・リュトゲ教授は、2月8日来日して私どもと共同ワークショップ・シンポジウムを開きます。
場所は東京大学本郷キャンパス、工学部2号館、14:30-17:00の予定で、追って告知もお出ししますので、この分野で内外の先端を確認されたい方は、別途の募集、ご応募ください。資料代のほかは、入場料などはいただきません。
これに先立って、日本学術会議でも、高齢化社会における自動システムの問題を扱うシンポジウムを開催(http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/271-s-3-5.pdf)します。
こちらは、この記事が公開される1月25日の実施ですが、当日飛び込みで六本木の学術会議をお訪ねいただいても入れます。
いずれも縁の下から私自身で手を動かして仕事している案件です。
分かりやすい話、上の学術会議のリンクにある、歯車のイラストなど、全部私がベルリンでデザインし打ったものにほかなりません。原案、準備から当日雑用係まで担当している次第です。
当然ながら、水面下で準備している大半はまだ表でお話することができませんが、広く社会に知っていただきたいエッセンスを、連載では平易にお伝えしたいと思っています。