小学生に向けてプログラミング講習を行う筆者

 2020年から小学校でプログラミングが必修化されます。

「学校の先生が教えるプログラミングだけでは心もとない。ここはひとつ自分ががんばって教えてみようか」と考えているお父さん、お母さんもいるでしょう。だがちょっと待ってください。プログラミングを子どもに教えるなら、親よりもおじいちゃん、おばあちゃんの方が適しているかもしれませんよ。

親は子に期待しすぎる

 なぜ親よりもジーサンバーサンの方がいいのか。

 筆者は10年以上前から、NPO法人としてロボットプログラミング講習会を実施しています。お父さん、お母さんにも興味を持ってもらった方が結果が出やすい傾向があるので、可能なら一緒に参加してくださいと呼びかけています。

 しかし、お父さん、お母さんは熱くなりすぎるのです。もともと、プログラミングは人により理解の仕方に違いがあるもの。スラスラ進んでいるように見えて実はあまりきちんと理解できていない子がいる一方、ゲツ、ゴツとはまりながら着実に理解を深めていく子がいます。失敗から学べるものがほかの勉強より多いことが、プログラミング学習の特徴かもしれません。

 他の子に比べて自分の子の進みが遅いと、待ちきれずにせかしてしまったり、子供より前に親が質問してしまったり。もっとうちの子に教えてやってくれと要求されることもあります。それも親心なのだろうと今は思います。そういえば、20年ほど前に自分の子にプログラミングを教えたとき「なぜ、こんなことがわからないのか」と思ったこともありました。