JBpress読者の皆様、こんにちは。今月から「オン・ザ・コーナー」でコラムを書かせていただくことになった杉村太蔵です。

 私は子供の時からテニスが大好きで、まさに「テニス・イズ・マイライフ」と言っても過言ではないくらいです。

 このコラムを担当することになったきっかけは、テニス仲間のT副編集長から「タイゾーさん、ひとつテニスの話を書いてもらえませんか。政治とか経済の話じゃなくて恐縮ですが・・・」というご依頼をいただいたことでした。

 私は迷うことなく、「テニスの話だったら任せてください。政治・経済の何倍も精通しております」と申し上げ、喜んで引き受けさせていただくこととなりました。

 とはいえ、ただ単に私のテニス雑感を書いても仕方ありません。せっかくの機会ですので、日本テニス界の発展につながるような名物コラムを目指したいと考えています。

 そこで、考えているのは、毎回素敵なゲストをお迎えし、テニスにまつわるお話を聞く中で、「どうやったら日本のテニス界が盛り上がるのか?」「どうやったら日本のテニスがもっと強くなるのか?」といった大きなテーマをぶつけてみることです。

 その記念すべき第1回のゲストとしてお迎えするのが、元世界ランキング41位、日本人選手として8人目の快挙となるWTAツアーチャンピオンに輝き、2009年11月に現役を引退された森上亜希子さんです。

 実は森上さんと私は同じ年。中学生くらいまでは、全国大会などの会場で頻繁にお目にかかっていました。しかし、彼女が世界で活躍されるようになってからは、私は完全に彼女の眼中から消え去り、今回が実に18年ぶりの再会となりました。

 それでは早速ご紹介しましょう。森上亜希子さんです。拍手!

電車の中で初めて見かけた森上選手

杉村 本当にご無沙汰しておりました。お久しぶりです。今日はよろしくお願いします。

森上 こちらこそ、よろしくお願いします。

杉村 森上さんは覚えていらっしゃらないと思うんですが、最初に森上さんを見た時のこと、すっごく鮮明に覚えているんですよ。