スマホ泥棒、自撮りであっさり逮捕 フランス

フランス・パリで「自分撮り(セルフィー)」をするカップル〔AFPBB News

 ここ最近は、世界最大と言われる中国のスマートフォン市場に成長減速の傾向が表れ、これに伴い世界のスマートフォン販売は伸び率が著しく低下している。

 またタブレット端末は、業界最大手である米アップルのiPad販売台数が、8四半期連続で前年実績を下回った。こうしたことからこれらモバイル機器の市場は、かつてのような成長が見込めなくなったと言われている。

 だが、米国ではこうしたモバイル機器のユーザーが小幅ながらも堅調に増え続けているという。

モバイルのみの利用者、3110万人に

 米国の市場調査会社、eマーケターのリポートによると、米国人がインターネットにアクセスする際に使う機器は、パソコンが減り、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器が増える傾向にあるという。

 同社の推計によると、今年の米国インターネット人口は2億6560万人。このうち88.3%の人がパソコンを使ってインターネットにアクセスするが、この比率は2011年時点の97.3%から大きく低下するという。

 一方でモバイル機器のみでインターネットにアクセスする人の数は、同国インターネット人口の11.7%に当たる3110万人となる見通し。この数は今後増え続け、2020年にはインターネット人口の14.9%に当たる4160万人になると同社は見ている。

今年のスマホ利用者は8.7%増える見通し

 このほか、同社は興味深いデータを公表している。例えば昨年の米国における携帯電話利用者数は2億5800万人で、その米国人口に占める割合は80.3%だった。このうちスマートフォンの比率は約8割と、米国のスマートフォン普及率はすでに高い水準に達している。

 このことから、もはや同国のスマートフォン市場は数年前のような高成長が見込めない。しかしそれでも今年のユーザー数は前年から8.7%増と、堅調に伸びると同社は予測している。