日銀短観9月調査(概要)が、9月29日(水)8:50に発表される。
大企業・製造業の業況判断DIは、2009年3月調査で▲58まで落ち込んだ後、5四半期連続で上昇し、前回6月調査では8四半期ぶりに、小幅ながらプラスの数字になった。今回の焦点は言うまでもなく、円高の影響である。大企業・製造業の業況判断DIや設備投資計画が腰折れするようだと、日銀による早期の追加緩和が濃厚になる。しかし、新興国向け輸出の底堅さと4-6月期の好決算から、足元の景況感は緩やかな改善を続けると予想される。円高の影響は、先行き(12月予測)DIの下振れに、もっぱら反映されることになるだろう。
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