69回目の8月6日ですが、今回は原爆に特化した内容ではなく、原爆も含めた戦争というものの犯罪性そのものを、根底から問うスタンスで現下の問題を考えたいと思います。
例えばガザの空爆で子供が亡くなったり重傷を負ったりする現場の画像や動画が送られてきます。何をどう小理屈で糊塗しようとも、こんなものは戦争犯罪以外の何物でもありません。
またパワーというのは強いものが押し切るという、救いようのないチカラの本音というものもあります。そんなものを許さないために国際機関が機能する必要があります。
「もはや戦闘員と非戦闘員を分けることに意味はない。総力戦だ」という愚かな考え方そのものが、国際法に照らして犯罪そのものであること。国連も事務総長レベルから明確に指摘するわけですが、日本では「アイヒマン型凡庸」すなわち「**さんがやりたいというのだからしょうがない」式のだらだらした議論が現実社会で横行している。
ヒトラーさん、ゲッペルスさんやヒムラ―さんがやりたいといったことに唯々諾々と従った人が戦後どうなったか?
私ははっきり、ごめん被ります。
いま「学徒出陣」を考える
この8月31日に東京都調布市仙川町の「東京アートミュージアム」で小さなお話と演奏の会を開くことにしました。
アムステルダムのアンネ・フランク・ハウスからゲストが来日、彼らを交えてコラボレーションの会を準備していたのですが、少し意外な展開になりました。
当日は「わだつみ会」の高橋武智理事長にご参加いただき、アンネ・フランクの死と学徒出陣を考えるトークと、バッハや新作の演奏を準備しています。オンラインでもチケットお求めいただけますので、ご関心の方はどうぞお問い合わせください。
今回は、その中で「みんなで歌える『わだつみ』の歌」を準備することにしたのです(ご参加下さる方には、よろしければぜひ、一緒に歌って頂ければとも思います)。
私たちは「アンネの日記」の音楽プロジェクトを進めていますが、実は原語の「日記」本体の著作権は来年いっぱいまで残っているため、まだいろいろ制約があるのです。