本記事は9月24日付フィスコ企業調査レポート(東京建物不動産販売)を転載したものです。
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不動産ニーズにワンストップで応える総合力

 東京建物不動産販売<3225>は「仲介」「アセットソリューション」「販売受託」「賃貸」を展開する総合不動産流通企業。不動産への複合的なニーズにワンストップで応える総合力が強み。「仲介」は個人向け、法人向けの不動産売買仲介等、「アセットソリューション」は価値の増加が見込まれると判断した不動産を取得して付加価値を加えて再販する買取仲介業務、「販売受託」は東京建物<8804>の「Brillia」(ブリリア)をはじめとする新築マンションや一戸建ての販売、「賃貸」は首都圏及び関西圏を中心にオーナーから受託した賃貸マンション、戸建住宅、オフィスビル等の各種の管理業務を手がけている。

 新築マンションの販売から、子会社による新築マンションの管理、オーナーがマンションを賃貸する際の賃貸管理、マンションを売却・買い替えをする際の仲介、子会社によるリフォームというように、同社では、不動産に関するバリューチェーンの川上から川下までを押さえている点が強み。この総合力によって顧客への多角的なアプローチが可能となっている。

 今後は、「付加価値の高いサービス提供とバリューチェーンの構築」というテーマを掲げた中期経営計画の下、マンションブランド『Brillia』の二次流通をサポートする『Brillia認定中古マンション制度』の認知・受注の拡大、社宅管理代行や海外不動産サポート等を切り口に東京建物グループの多彩なノウハウや実績を活かし、顧客の様々なニーズにワンストップで対応するCRE(企業不動産)戦略支援、グループ外からの販売受託への取り組み強化、サービス付高齢者向け住宅の取り組み強化等による管理戸数の拡大、東京建物アメニティサポートとの連携による管理物件のシェア拡大、などを推進していく方針。

 「仲介」「アセットソリューション」「販売受託」「賃貸」の4事業の専門スタッフが共働し、東京建物グループ各社との連携を密にして顧客目線での高品質なサービスの提供に努めているなど、事業を超えた協業を積極的に展開している点も注目される。

Check Point

●不動産に関するバリューチェーンの川上から川下までを押さえる
●CRE(企業不動産)戦略支援等の付加価値の高いサービスを強化
●東京建物グループ各社との連携で事業を超えた協業を積極的に展開

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