先月から、経営層や管理職の方たちに活用していただきたいWebサービスをシリーズで紹介している。

 なぜかというと、2月22日にWeb広告研究会で「デジタル・マーケティングでビジネスを成功させるのは宣伝部長です」と宣言したからには、企業・組織の幹部の方に、インターネットでできることを正しくお伝えしないといけないと考えたからである。

 今回は Yahoo! JAPAN のサービスを、ヤフー メディアサービスカンパニー プロデューサーの建山雄旗さんと、同カンパニー リアルタイム検索担当の一戸美穂さんに伺った。

 今回ご紹介するサービスは非常にシンプルである。しかし、このデータから考えられることはとても多いと思う。

Yahoo! JAPAN の検索機能の復習と、新サービス「リアルタイム検索」

 Yahoo!検索を知らない人はいないと思うが、みなさんは、その機能をすべて使いこなしているだろうか。

図1:Yahoo! JAPAN の検索画面
 

 図1のように、Yahoo!検索の画面は、とても分かりやすくできている。通常は、このテキストエリア(検索窓)に検索したい言葉を入れて検索するだけである。そうすると、図2のように検索結果画面が開き、下部に検索結果が表示される。

図2:「花王」と入力した検索結果の画面
 

 ところで、図2の「検索」ボタンの横の「条件指定」を押したことがあるだろうか。以前の記事で、グーグルの検索にも条件指定があることを説明したが、Yahoo!検索にも、当然その機能はある。

 この条件指定のボタンを押すと、図3のような条件指定画面が開く。ここで言語の指定や、探したいページの範囲などが細かく設定できる。