22日の東京市場、昨日と同様に各通貨ペアとも狭いレンジ内の動きに留まっている。あすから日本が3連休、週末には世界的にクリスマスとなる事から取引手控えムードが支配的になっている。ドル円は78円近辺での揉み合い。仲値にかけて78.13レベルまで買われる場面があったが、その後は78.00近辺へと小安く推移している。ユーロドルは1.30台前半、ユーロ円は101円台後半で模様眺め。日経平均は50円安水準、8400円台前半でのでの揉み合い。取引量は少なく、積極的な売買は手控えられている。
ただ、この後の海外市場への警戒感は根強い。昨日のロンドン市場ではECBが3年物資金供給を実施したが、発表後にはユーロが大きく反落するなど市場の評価はいまひとつとなっていた。S&Pはハンガリーを投資不適格級へと格下げしている。引き続きフランスなどトリプルA国の格下げ懸念が広がっている状況。
(Klugシニアアナリスト 松木秀明)