週明け12日の東京市場は全般的に値動きが乏しい中、ユーロはじり安に推移した。特段の材料は出ておらず、ポジション調整が入ったようだ。その他、通貨ペアは動意に乏しく、ドル円は77.58-67レベルと9銭程度の値幅に留まっている。豪ドルは、発表された豪貿易収支で黒字額が減少しており、やや売られている。日経平均株価は前営業日比100円超の上昇となっているが、為替相場への影響は限定されている。
先週後半のEU首脳会議ではドイツとフランスを中心に財政協定が合意された。英国だけが合意を拒否したことは残念だが、一定の成果を上げたといえよう。日本漢字能力協定協会は今年の漢字を「絆」で決定した。英国が孤立しないように、EUの首脳陣も絆を深めてもらいものだ。
Klugアナリスト 鈴木信秀