おはようございます。
きょうから東京市場ウォッチャーになっています。
NY市場とはまた雰囲気が違って・・・まったりしてますね。
さて、昨日の海外市場ではEFSF規模拡大への期待がトーンダウンしていました。
18日のNYタイムには、英ガーディアン紙が独仏首脳がEFSF規模拡大2兆ユーロで合意!との報道にユーロ買いが強まりました。
しかし、19日の海外市場では・・・
独仏首脳会談は約2時間で終了し、具体的な内容は報じられていません。
一部の有力シンクタンクによると、規模は1兆ユーロ程度に留まる、とも。
ユーロはずるずると水準を下げました。
よく、アンカリング、という言葉を耳にします。
ある水準とか数字に意識が集中してしまって、それを基準に物事を考えてしまう・・・・
ざっといえば、こんなことですね。
EFSFへの期待感も最小4400億ユーロから最大2兆ユーロの範囲でアンカリングされているようです。
この範囲内の数字ではユーロは反応薄かも知れません。
もっとも・・・決定が遅れれば遅れるほどユーロへの失望感も高まりますが。
さて、共同通信が面白い記事を載せていました。英国の有力シンクタンク「ポリシー・エクスチェンジ」は19日、世界の経済学者らに対し、ユーロからの加盟国の脱退方法を募り、賞金を与えると発表した。
と報じていました。
賞金額は25万ポンド(約3千万円)と、経済学賞としてはノーベル賞の1千万スウェーデンクローナ(約1億1600万円)に次ぐ金額となっているとのこと・・・・
ユーロからの脱退・・・具体的な研究はほとんど無いとのことで、これからの課題として注目されるテーマです。
4400億ユーロとか2兆ユーロとかでアンカリングされている場合ではないかも。