こんばんは。

きょうのロンドン市場は株式が活況になっています。
独DAX指数は一時3%超の大幅高となる場面も。

でも・・・
市場が反応した材料は、ドイツ連邦憲法裁判所のニュースでした。

訴えを起こしたのはユーロ導入の際にも提訴した有識者と国会議員のメンバーです。

ドイツによるユーロ圏のギリシャなど重債務国に対する支援参加が・・・
ドイツ憲法に規定されている『財産権』の侵害
政府債務の肩代わりを禁止したEU条約の『非救済条項』に違反する
との主張となっていました。

判決は・・・

ユーロ圏財政危機国支援への参加は違憲との訴えを退けたが、ドイツ政府は支援実施前に議会委員会の承認が必要、将来の救済参加の承認を意味せず、との判断

となりました。

ユーロドルは発表直前は1.4100近辺でした。
瞬時に1.4050レベルへと急落→1.4150レベルへと急反発。
この動きが2分以内でした。

その後は1.40台後半での売買交錯からじわじわと水準を下げて1.40台前半へ・・

現在は1.4050近辺での揉み合いです。

最近はリスク懸念でドル買い。
悪材料が落ち着くとドル売り。

のパターンが散見されます。

どうもこれまでのような円相場主導ではなくなっているようです。

ドル円もリスク選好でドル安の反応を示すことがありますので要注意です。

今週は米経済指標の発表が少なく、欧州の材料が中心となっている点も動きを複雑にしているようです。