こんにちは。
ユーロドルってレンジに嵌ってますよね。
日足をみると・・・・
今年の5月初頭までは上昇トレンドが鮮明でした。
その後、5月半ばに1.40割れまで反落、
6月初頭に1.47近辺まで反発、
そのあとは上下動を繰り返しています。
1時間足で8月相場をみても・・・
1.4050ー1.4475のレンジ相場となっています。
大雑把にみて1.40-1.45レンジです。
さて、きのうは仏独首脳会議への期待感でユーロが買われましたが、ユーロ圏共通債やEFSFの拡充などの具体策の合意には至りませんでした。
それで、きょうは1.43台へと反落。
このあとは、スイス政府・スイス中銀のスイス高対策の発表への期待感が高まっています。
ユーロドルがやや下げ渋ってきていることも、ユーロスイス上昇への思惑があるから・・・との見方があるようです。
でも、ちょっと冷静に考えてみると・・・・
これまでギリシャ支援とか、スペイン・イタリアそしてフランスへの財政危機の波及、米国格下げ、QE3への思惑etc・・
結構、大きな材料がでたのにユーロドルのレンジ相場は崩れてきません。
期待感高まるスイス高対策ですが、ユーロドルのレンジを突き崩すパワーがある妙案・奇案?がでてくるか、やや疑問でもあります。
少なくともユーロとのペッグについては、かなりマーケットに思惑が浸透してきています。
また、発表の遅れなど、タイミング次第では、市場は焦れてスイス買いの催促の行動にでることも。
ムードに流されずに慎重に見てゆきたいところです。
ドルスイスのボラティリティーが30%台という、いささか異常な状況ですから。